2008-01-01から1年間の記事一覧

深呼吸する言葉 222

たしかめ合う、もの言わぬ温もり。 何も願わず、ただ手を合わせる祈りのように、 何も望まず、ただひとつになる。

深呼吸する言葉 221

未練に付き合ってしまうと心が彷徨い、 不安に付き合ってしまうと心が先走る。

深呼吸する言葉 220

人工甘味料のいちごジャム。 わかりきった嘘の味。 あなたを思い出したら 指をベタベタにして塗りたくなった。

深呼吸する言葉 219

唐突に、誰かとつながる瞬間。 それは唐突に、途切れてしまう関係。 喜びは一瞬で悲しみに。 悲しみは一瞬で思慕の予知夢。 唐突に、揺り動かされるネットワーク。

深呼吸する言葉 218

風のない、窓を濡らさない雨。 雨音の聞こえない部屋。 波立たせない、頬を濡らせない雨。 あなたに届かない部屋。

深呼吸する言葉 217

肝心なこと言いたくて言えなくて ただひたすらに余計なことばかりの、 おしゃべりな口下手。

深呼吸する言葉 216

痛みは皮膚を通して心に沁みて、 悦びは皮膚を通して身体に沁みる。

深呼吸する言葉 215

自浄の事情。 抗体の後退。 免疫の免役。 隊長の体調。 最低の最低。

深呼吸する言葉 214

この街の汚い空しか知らないけれど、 静かに降る冷たい雨も 欠けていく小さな月も あなたがこの街のどこかにいる限り、 すべてが美しく映ります。

深呼吸する言葉 213

空がクリアになれば星が見えるように、 心がクリアになればあなたが見えるだろうか。 そんなにも私の心は濁っているのだろうか。

深呼吸する言葉 212

今あなたがなぞっているのは身体じゃない。 虚しさ、やりきれなさで出来た、私という輪郭。

深呼吸する言葉 211

「殺したい」と思うことは自由です。 「死にたい」と思うことも自由です。 あくまでも「思う」だけが、自由です。

深呼吸する言葉 210

女は熟れた先の腐敗を恐れ、 男は枯れた先の風化を恐れた。 再び満ちた月を妬きながら。

深呼吸する言葉 209

今宵あらためて、深呼吸宣言をわが身に。そしてあなたにも。 http://shin-kokyu.jp/info/17_index.html

深呼吸する言葉 208

真っ暗で一歩先も自分のことも認識できない恐怖。 ますますヘラヘラと無意味に笑顔ふりまく。 いつだって元気。 虚しい防衛本能。

深呼吸する言葉 207

いいカラダだ。の同義語で、 いい女だ。とあなたに思われて 喜んでる私であればいいのに。

深呼吸する言葉 206

もはや、 口は開きっ放しの パンドラの箱は開けっ放しの はしたなさ。

深呼吸する言葉 205

素直でいることは怖いんだよ。 本気でいることは痛いんだよ。 裸になること以上に。 あなたの前で。

深呼吸する言葉 204

ひとの中で自分はどうなのか ではなくて、 自分の中で自分はどうなのか。

深呼吸する言葉 203

私がおしゃべりなのは 沈黙にあなたが気を使うだろうから。 私が黙るのは あなたが私をもう必要としていないから。

深呼吸する言葉 202

諦めるならひとのせいにしない。

深呼吸する言葉 201

ひとを好きでいることをやめない。

深呼吸する言葉 200

宇宙は、 形はあれど大きさはなく どこまでも拡大し続けている。 私たちもまた、 人という形はあれど 人としての大きさはなく、 可能性はどこまでも広げられる。

深呼吸する言葉 199

互いの肉体のどこへ挑めば 沸き出る心の芯に辿り着けるのか、 むさぼるように交じり合う。

深呼吸する言葉 198

素直に言えない言葉の中にある、いとおしさ。 それが感じられれば私は素直でいられます。

深呼吸する言葉 197

欠けた月があなたで満ちる。 出来ることなら自分の力で満ちたいと 常に思う無常の姿を 今だけあなたに預けさせて。

深呼吸する言葉 196

憂鬱な雨が心に重い。 雨上がりが心に優しい。 憂鬱な雨が濡らしたのに。

深呼吸する言葉 195

納得のいく最後の一筆は 他人にはわからない。 自分で描ききれ。

深呼吸する言葉 194

本気の言葉、真剣な言葉。 それらを軽視していると そのうち相手にされなくなる。 本気なところで。真剣な気持ちで。

深呼吸する言葉 193

一定の周期で「会いたい」と鳴り出す体内時計。 あなたしか消せないやっかいな時報。