2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
お酒の力を借りずしてどうでもいいやと思える夜は、すでに自分でどうにかしている。
その土俵から降りただけで 成り下がることはありません。
白か黒、○か×、だけの認識から、 白黒や○×では図れない世界を受け入れ、 それが奥行きとなり幅となり一人ひとりの器となり、 境界線なく重なり広がっていく。 それが大人になる世界ではなかったのか。
「はじめまして」「こんにちは」 「またお会いしましょう」「さようなら」 そこにさり気なく差し出される手。 その握手からその人となりがしのばれる。
あなたと会話が弾むのは 黙っていても心が弾んで楽しいから。
民家の裏庭を突っ切って遊んだ子供の頃の抜け道は、今は昔。隣りの客はよく柿食うことも隣りの家に塀が出来たことも知らず、愛すべき変なおじさんもただの不審者。アソビという余裕は何処へ。
真新しいグラスに注がれた曇りひとつないおめでとうの言葉たち。くすぐったくも嬉しくカラダ中に沁みわたりました。どうもありがとう。
仲たがいした人もそりが合わなかった人も、私の財産。人に出会うために生きている。そんな気さえします。これから出会うかもしれないあなたに。わくわくしながら私は生きています。
どうにもバカバカしいことを ただただ笑いころげるシアワセ。
あなたに相手にされないことが寂しい、寂しがりや。
この世に存在するもので反対のものはないのです。 山の、海の、鳥の、クジラの、私の。 どんなに絞め殺したいと思っている誰かがいたとしても、 その誰かは自分の反対側の存在ではないのです。
歌声は淀んだ空を浄化し、旋律は満月に冴える。眠れない夜が眠りたくない夜に変わる。
気持ちがまったく入っていないのに優しい言葉を言えてしまう、その薄情さ。必要とするときだけしがみつく、その都合のよさ。傷つけるのは言葉そのものではないのです。
あなたがどんな傷を負ったのかわからないのに あなたの痛みが私に傷を負わせ、 涙が止まらない。
集うたびに未だ「大きくなって」と言われる、いつになっても変わらない親戚のやりとり。大人になるにつれ、この人たちあっての私なのだとありがたくなる。
苦い過去も甘い色に変わってしまった今、 思い出の中にいたひとが あなたの前に現れてしまったら私はかなわない。 苦い今に、私はいるから。 それでもあなたの過去に、なるつもりはない。
自分を信じて待つ。その忍耐力を、諦めない。
「どうせ掃いて捨てるほどいるから」そう言って自分で自分を掃いて捨てないで。
知らないでいる、ということに 今は強い意志が必要になってしまった。
無意識を意識の支配下に置くことはできない。
なにもかもが嫌になる前に。 なにもかもに 浸かりすぎてはいませんか。 頼りすぎてはいませんか。 なにもかもは まったくもって完璧な世界ではないのです。
ひとを好きでいる気持ちは あなたを豊かにするのだから 押し殺さなくていい。 その気持ちの持つあたたかさ、切なさ、 すべてがすばらしい。
気持ちが通いあえたとき 胸がくすぐったくなって、熱くなる。 心の振動。 電子レンジだ。
ありのままである必要はない。 こうありたいと思うあなたに 私は添っていたい。
理由を知らされないままの 苛々した言葉尻に 私が一日、凹んでしまう。
羽ばたけばいい。 その足元から、空はすでにはじまっている。
なんにもしないけど、なんにもしないから、たのしいです。なにかしないとか、なにかできないとか、かなしいです。ただここにいる、そういうことが、ありがとうです。 「ゆるりといっぽ。」より抜粋(グループ展参加http://robbers3.exblog.jp/8963082/)