2008-01-01から1年間の記事一覧
余計なものをそぎ落とした気持ちは、 ささやかでも儚くても きちんと伝わる音色に変わる。
出来ないと悩むことは、 出来ない物事と一緒に 寄り添っている自分を ゆっくりと愛で育んでいる。
ステイタスをぜんぶ 私の前で脱いでくれたとき、 あなたのシンプルで暖かい強さを感じる。
ハイファッションな街の彩りも 誇らしげに貫く超高層ビルも 月の明かりにかなうものなし。
自分のアンテナを信じて、 いつ芽が出るかもわからない種を 一つひとつ巻いていくことは、 苦にならないどころか充実の汗をかく。
ご飯つくらなきゃ。何つくろ? 過去がデジャヴにでもなってほしいときもあるのだ。
個と個のつながりは強い。
市場を獲得しようと必死な企業。 うちの子が一番とつぎ込む親。 紙面には必死に売り込む作り笑顔の小学生モデル。 踊らされて誇らしいと刷り込まれていく、 公然の人身売買ファッション誌。
目に見えるものに思いを寄せると 欲は深くなる。 目に見えないものに思いを寄せると 心は豊かになる。
私は宇宙の中のパーツであり、 宇宙のパーツを集めたのも私である。
探り伸ばす先で掴みたいのは 答えよりも手応え。
あなたに会わなければ この道を歩くこともなかった。 あなたを知らなければ この景色に泣くこともなかった。 あなたと出会って 私が少し、広がった。 ありがとう。
予定調和なレール上では導けない、 悩んで迷って寄り道して、 だけど一生起きないかもしれない、 そんな偶然に 自分の飛躍が隠されている。
まっすぐ歩くこともできない道。 思いはただこのまっすぐ先にあるだけなのに。 だったらジャンプでも踊ってでも進んでやろうじゃない。
他部署同士のいがみ合い。 同じ部署内の奪い合い。 自分さえ良ければを続けていれば しがみついてた会社そのものが消えるのに。
独りから一人になりたくて 雑踏と戯れる。
私の中でそんなに欲望吐き出せるなら 私の前で涙くらい流してほしいの。
金木犀の香りで 一年が経ったことを知る。
自分をただ丸ごと受け入れてほしい。 それがいちばんの願いで いちばん叶わない願い。
本当に満たしたいところを どんなに埋め合わせしても 代替案では満たされはしない。
いい加減に生きることは易しい。 デタラメに生きることは難しい。
季節の変わり目を感じるように 自分の変わり目もしっかりキャッチしよう。 次の自分のスタートのためにも。
一枚一枚、花びらがはがれ落ちるように 関わりが薄れていく。 一枚一枚、花びらをむしり取られるように 痛みが植え付けられていく。
傷つくのが怖くて 優しさだと偽って つく その嘘に、 私が傷ついて怒って悪人になって、 ほら、 あなたが善人になった。
作れる時間に集える同士はおらず、 同士の集える時間に私は出られず。 家庭内軟禁。
振り出しに戻りたくはない。 じっと心の荒波が過ぎ去るのを待とう。 夜気にでもあたりながら。
久しぶりに送信する。 沈黙というメッセージを。 届かないからこそ、 気持ちをこめて。
曇りでも 風も音も肌触りもおだやかで、 静かに気持ちがいい。
手紙。 相手に届くまでの時差で温度差が生じるくらいなら 隣にいようと離れていようとすでに心は離れ離れ。
ピアノの音色の隙間から 月の光がこぼれる。 奏でられない心の隙間を埋める。